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遠隔作業支援システムとは?導入のメリットや製品による違いを解説!

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遠隔作業支援システムとは?導入のメリットや製品による違いを解説!

「遠隔作業支援システムでどんなことができるの?」
「遠隔作業支援システムを導入予定だけど、どの製品がいいかわからない」
上記のような悩みを持つ担当者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、遠隔作業支援システムとは何かを徹底解説。導入のメリットや製品による違いも詳しく紹介します。費用の相場や取引先の選び方もお伝えするので、ぜひ最後まで読んで、システムを導入する際の参考にしてください。

IDEyeは最大10人で同時通信ができ、海外でも使用できる遠隔作業支援システムです。2週間の無料トライアルを実施しているので、ぜひ下記より申し込んで実際に使用してみてください。
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建設現場におけるお悩み

建設現場では、以下のような悩みの声がよく上がっています。

  • ZOOMやスマホでの情報共有がしにくい
  • 業務の効率化が進まない

ZOOMなどのアプリを使うには、スマホやタブレットなどの端末とそれを操作する人が必要です。人手不足が慢性化している建設現場においては、1人でも作業者を減らしたくないところでしょう。端末を利用して情報共有をするたびに、手を止める必要があると作業が予定通りに進まないことも。

現在の建設業界において、若年層の入職者自体が少ない傾向にあり、10年後には熟練者の多くが職を離れてしまいます。さらに、国土交通省の「建設産業の現状と課題」によると、建設業界全体の約65%の人が4週4休以下で働いているようです。こういった就業環境を改善するためにも、業務の効率化は喫緊の課題と言えるでしょう。


遠隔作業支援システムとは

遠隔作業支援システムとは、スマートグラスやMRグラスなどを使用し、現場作業の効率化や高品質化を図るシステムです。現場作業員と熟練の指導者をリアルタイムでつなぎ、現場や使用機器の状況を映像や音声で共有できます。

カメラで映しだされる映像が表示されるものであれば、デバイス越しに作業手順が見えるので、ハンズフリーでの情報共有が可能です。事務所等にいる指導者は、複数の現場を一括で管理することができるので、コストの削減や業務の効率化も見込めます。

また、事故などの緊急時においても、遠隔地にいる熟練の指導者に指示を仰げるため、素早く適切な対応が可能です。建設現場だけでなく、あらゆる現場のサポートに役立つデジタル情報技術です。

遠隔作業支援システム導入のメリット

遠隔作業支援システムを導入するメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 現場の作業効率が向上する
  • 判断ミスを防げる
  • 技術の継承や教育のツールとして使用できる

以下で、それぞれ詳しく解説します。


①現場の作業効率が向上する

遠隔作業支援システムの導入で得られる大きなメリットは、現場の作業効率が向上することです。これまで、熟練の指導員にアドバイスを受ける場合は電話かメールが主であり、どうしてもタイムラグがありました。

それでも解決できないと、指導員が現場まで直接出向かなければならず、時間に加えて余計な労力もかかっていたのです。遠隔作業支援システムを使用すれば、遠隔地にいる指導員とリアルタイムで情報を共有し、コミュニケーションを取ることができます。

移動や連絡にかかる時間のロスやコストの削減が可能です。ハンズフリーで映像と音声の両方を共有できることも、作業効率を向上させる要因の1つと言えるでしょう。


②判断ミスを減らせる

従来は、録音や録画、文章のみで現場の状況を伝えて指示を仰いでいました。しかし、現場の状況を正確に伝えることは難しく、指導員と現場作業員との間で認識のズレが起こることも。間違った認識の下に指示を出すと、問題をより大きくする危険性もあります。

遠隔作業支援システムを使用すれば、リアルタイムで現場の状況を確認し、具体的な指示を出すことが可能です。認識のズレによる判断ミスを大幅に減らすことができ、作業の品質アップにつながります。


③技術の継承や若手の教育ツールとして使用できる

技術の継承や若手の教育ツールとして活用できることも、遠隔作業支援システムの強みです。若手作業員は、実際に熟練作業員が作業している映像を見て、手元を確認しながら現場の作業に取り組めます。現場の仕事をこなしながら、基礎を学ぶことが可能です。

また、使用した映像やデータを保存することもできるので、現場作業の分析にも役立ちます。分析結果を若手作業員に共有し、研修を行うことで技術力の底上げを測ることもできるでしょう。


遠隔作業支援システム導入のデメリット

作業現場に多くのメリットをもたらす遠隔作業システムですが、以下のようなデメリットもあります。

  • インターネット環境の整備が必要
  • 作業者の負担が増える可能性も

導入を検討しているなら、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。以下で、それぞれ詳しく解説します。


①インターネット環境の整備が必要

遠隔作業支援を行うには、安定したインターネット環境が必要です。山奥や電波の届きにくい建物など、通信環境が不安定な現場では、映像などのデータを送受信できません。また、社内で最適なインターネット環境が整備されていない場合も、システムの力を十分に発揮できないでしょう。

遠隔作業支援は、現場と社内、両方のインターネット環境が整ってこそのシステムです。現場で使用する通信機器がWi-Fiなのか、スマホのデザリング機能なのかによっても通信環境は変わるので、事前に確認してください。

加えて、インターネットを利用するにあたっては情報漏洩の危険性もあるため、セキュリティ対策にも気を配る必要があります。


②現場作業員の負担が増える可能性も

遠隔作業支援システムの導入により、現場作業員の負担が増える可能性もあります。監督や指導者はリモートでの就業が可能となり、身体的な負担が軽減されるでしょう。しかし、現場作業員の中には常に監視されている気持ちになり、ストレスを感じる方もいるかもしれません。

現場の状況が一目でわかるだけに、遅れていると無理な指示を出して、現場の負担を増やしてしまう可能性もあります。システム導入にあたっては、メリットだけでなくデメリットもしっかり把握した上で、検討してください。


遠隔作業支援システムの製品比較

遠隔作業支援システムは、多くの会社からリリースされています。主な製品の情報を以下の表にまとめたのでご覧ください。

製品名 IDEye A社 B社
通信方式 クラウド クラウド クラウド
映像の録画
※ PC側からの操作
※ PCのローカルに保存

※ クラウドへの保存
静止画のキャプチャ
※ スマートグラス側からの操作
※ PCのローカルに保存
△(オプションで対応)
※ クラウドへの保存
PCからの資料送付
画面共有
通信数 1対1、1対N、N対1、N対N
(1ルーム10名まで)
N対N 1対1、1対N、N対1、N対N
(1ルーム10名まで)
映像のズーム
※PC側から遠隔操作
2020/7/28現在 開発中
フラッシュライト
※PC側からのみ
×
海外利用
※PC側からのみ
-
備考 強み:二要素認証による堅牢なセキュリティ、QRコード利用による接続性の容易さ、監査機能実装 強み:対応スマートグラスが豊富、複数ユーザーが同時に会話しても途切れない。  

上記の表の通り、各製品さまざまな違いがあります。A社の製品は、複数ユーザーが同時に会話しても途切れにくい特徴を持ちます。しかし、多くの操作がPC側からしかできない点がでデメリットです。

B社の製品は、撮影した映像や静止画の保存にクラウドを利用するのが特徴です。ライトが使えず、海外利用もできないので、他の2機種と比べると機能面で少し劣ると感じるかもしれません。

IDEyeは海外で利用でき、最大10人の同時通信が可能です。撮影した映像や静止画をローカルPCに保存できるため、保存用の媒体を接続する必要もありません。二要素認証による堅牢なセキュリティやQRコードを利用した容易な接続性など、他の製品にはない魅力的な機能も備えています。

今回紹介した中でも、IDEyeはPCとスマートグラスの両方から操作ができる利便性の高い遠隔作業支援システムです。2週間の無料トライアルが可能なので、ぜひ下記より申し込んで実際に使用してみてください。
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取引先選定時のポイント

遠隔作業支援システムの取引先を選ぶにあたって重要なポイントは、セキュリティ対策をしっかりしているかどうかです。現場の状況によっては、社内の重要な情報を共有することもあるでしょう。インターネット通信を使用するため、セキュリティ対策が不十分だと機密情報が社外に漏れてしまう可能性があります。

情報漏洩は自社だけでなく、関係各社にも多大な不利益を及ぼす重大な事故です。安全に利用できるように、セキュリティ対策を徹底している取引先を選びましょう。


遠隔作業支援システムを活用してスムーズな現場運営を

遠隔作業支援システムは、建設現場の業務効率を向上させ、技術継承にも役立つデジタルツールです。熟練の指導員が遠隔地から複数の現場を監督でき、人手不足の問題を解決することが期待されています。

ただし、現場作業員の精神的な負担が増える可能性も考慮しておいてください。取引先が提供する製品には、各社それぞれに違いがあります。セキュリティ対策が万全な取引先を選び、自社にあった製品を使って現場の作業をスムーズに進めましょう。

IDEyeは、初期費用無料で導入できるリーズナブルな遠隔作業支援システムです。2週間の無料トライアルが可能なので、ぜひ下記より申し込んで実際に使用してみてください。

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